キングソフトインターネットセキュリティ2006

猫:ドクター、キラーに続き中国からまたまたアンチウイルスがやってきましたー、それも巨大な広告戦略を掲げて!
烏:単に1年間無料キャンペーンをしたってだけだがな
猫:ホント身も蓋もない言い方するね。けどその単に1年間、がすごい影響力を秘めてるわけですよ
烏:どれだけの効果があるかは未知な上、フリーのアンチウイルスもあるし、成功するかどうかは現段階じゃ分からんかな
猫:でも現在は大手三社+ソースネクストがほとんどのシェアを握ってる状態だしさ、付けいる隙はあるんでないの?
烏:安いとか無料だとか言うが、すでにフリーで優秀な性能を誇るソフトがある時点でそれほどの売りにはならないと思うが
猫:うにゅー・・・まぁ、そうなんでーすけーどー、ソースネクストのウイルスセキュリティとか売れてるじゃん?
烏:そこだろうな、奪取したいユーザー層は。性能的にも大手三社製品にはさすがに追いついてはいない感じだ
猫:ただ大手三社にしてもソースネクストにしてもパッケージ販売されてる、というのも大きいわけで
烏:そうだな、ダウンロード販売オンリーというのもネックだな。どこまでシェアを伸ばせるのか興味のあるところだ

猫:とまぁ色々言われてるようだけど、また外観について今回もざっと見て行こうか。気を付けなくちゃいけない点とかも含めてさ
烏:気を付けなくちゃいけない点と言われた時点でもう「あれか」という感じなんだが
猫:いやははははは・・・まずインストール画面から見てこー


烏:これはカスタムを選んだ際のインストール画面だが、最下段『拡張機能』の中に何か変なものがある
猫:変かどうかは別として必要のないものがこっそりと『標準インストール』の中に組み込まれているね
烏:つまり『JWord(日本語キーワード)』だ(JWord(ジェイワード)/Wikipedia)
猫:まぁ何て言えばいいのか、入れたい人は入れてもいいとは思うけどね
烏:ここで言いたいことは”JWordはスパイウェアかどうか”ではない。JWordが標準に組み込まれており自動的に入れられることだ
猫:そこなんだよね。入れるときは標準で入れといて消すときは別個なんだよね。初心者は見落とすかもしれないね
烏:初心者がカスタムを選択して拡張機能を外すとは思えない。そんな意味でこれは多少問題があると言わざるを得ない
猫:JWordがアフィリエイトってことも要因があるんだろうね。だから確認も取らせず入れようとするんじゃないかと邪推してしまう
烏:100万本も無償で提供している反面このやり方じゃあ疑われても仕方ないぜ。そもそもアンチウイルスと関係ないんだからな
猫:んーまぁ、無料で提供してるんだからこれくらいいいだろーって感じなんじゃないかな
烏:だったら製品版では削除されてないとおかしいことになる。やはりこれはアンチウイルスの性質上やるべきではなかったな

猫:にしても知っていれば回避できる問題であって、悪意があるわけでもなさそうなのでインストール後へと行きましょう
烏:その他は至って普通のアンチウイルスの様相をしているのだが、下がメイン画面になる


猫:まぁ見たまんまだね。この辺の操作に迷うことはないし特筆すべき箇所もないかな
烏:特筆すべき箇所もないという点はそのままマイナス点へと繋がる場合もあるがな。ま、見やすくはある
猫:設定のしようがないというかカスタマイズするような箇所が無いというか・・・むう
烏:ちょっと突っ込んで使おうとするとやはり物足りなさを感じたりするな。設定画面を見ようか


猫:分かりやすいね。細かい設定は出来ないけど説明はしてあるし、防御はしてくれるんだから問題はないと思うよ
烏:つまりそういうことだな。どこを見てもある設定がない。安いソフトというのは機能的にやはり欠けている機能があることが多い
猫:残念ながら低価格帯に共通することだね。まずヒューリスティック機能がないね。これは中国製品すべてに存在していません
烏:日本に進出している中国製のアンチウイルスでは、だな。他にどんなソフトがあるのかは知らないが
猫:けれど中国内部のシェア分布を見るとヒューリスティック機能というものはさほど重視されていない、ということが伺えると思う
烏:ちなみに韓国ではV3とViRobotが有名だが、この2製品にもヒューリスティック機能はないのだがトップシェアだったりする
猫:あと圧縮ファイルのリアルタイム監視には要不要論あるんですけどこれもありません
烏:さらにLZH書庫に対応していない。今やzipが主流とは言えlhaも現役であることは確か。対応していないのはマズい
猫:中国から来たばっかりだと言うことを考えると未対応なのも頷けるんだけどね。まぁここは日本なのでマイナスだね
烏:だが事実として軽い。不思議なことにこの低価格帯のソフトの機能は似通っているのだが、軽いという点もそっくりなのだ
猫:このキングも確かに軽いんだけどV3もViRobotもウイルスセキュリティも同じような軽さなんだよね
烏:こうなると軽さという売り、優位点が霞んでしまう。同価格帯に存在するソフトも変わらない性能なんだからな
猫:また大手三社は重い方ですが、それなら軽い系のNOD32、F-Prot、Dr.Webと比較するとどうか
烏:例えこの三社製と同等の軽さだとしても、明らかに機能、検出力的に負けている。そうなると勝負はもう値段しかない
猫:結局はそこに行き着くわけだね。けれど値段という問題の前にはフリー製品という存在があるわけで
烏:そう簡単には行かないな。だがシェアウェアにはソースネクストがいるわけだし、すべての焦点はそこに集中するだろう
猫:かといってウイルスキラーがウイルスセキュリティに対してどれくらいのシェアを奪えたかというと・・・
烏:その辺は戦略を含めた広告方法や営業手腕など、性能とはまた違った戦いがあった結果だと思われるが
猫:こればっかりはユーザーの好みや印象もあるだろうから一概にどうとかは言えないね
烏:鍵はこの100万本無償提供キャンペーンでどれだけユーザーの印象、ハートを掴めるか、だな

猫:リアルタイム監視のウイルス検出時の挙動は画面右下からメッセージボックスが出現するタイプです
烏:下からすーっと生えてきて5,6秒するとまた下がっていくあれだな


猫:特に何か要求してくるわけでもなく、OKボタンさえありません。詳細状況をクリックするとログ画面が起動します
烏:しかしやけに小さい画面だな。物凄い自己主張の無さだ

猫:さてそんなキングですが、インターネットセキュリティと銘打っているので一応総合セキュリティとなっています
烏:ファイアーウォールやスパイウェア機能が付いているということだな。あまり興味はないのだが
猫:初心者の人は一括で管理できて楽なのかも知れないね、相性とか考えずに済むしさ
烏:利点はそれ以外にない気がするが・・・


猫:こんな感じの何ていうか、あまり特徴のない感じですけど
烏:ちゃっかり自分はデフォルトで全許可になっているのはどういうことだろうな、そこまで信頼した覚えはないのだが
猫:い、いや、それ以上言っちゃうと、何だか嫌がらせをしているように聞こえちゃうからさ・・・
烏:オマケはオマケとして割り切ってXPのSP2なら付属のファイアーウォールを使用した方がいいんじゃないか?
猫:それなら少し背伸びをしてZone AlarmやOutpostを入れた方が後々のためにもいいと思うけど
烏:最初にこれを入れてしまったらそういう気にもならないだろう。そんな意味でもこういう中途半端なのは好ましくない
猫:えーと、じゃあこれで紹介は終わりと言うことでー
烏:あのな、これは別にこのソフトに限定しているわけではなくてウイルスセキュ・・・
猫:はいはい、おしまいおしまい