セキュリティ対策
改めて思うこと
セキュリティ対策をしなければならない、と言われても何をすればいいのか分からない
自分の環境は果たして安全だろうか不安を感じている
そんな人が数多くいます
ただこのページはそんな人に救いの手を差し伸べるほどの価値はありません
では何なのかと言えば、単純に自分のお勧めを書き散らしただけ、と解釈してくだされば結構です
あれも良い、これも良い、では面白味がないと思ったのも確かです
あれは駄目、これも駄目、では角が立ちますし、実際の使用者も気分を悪くするでしょう
が、中にはそういう言い方をされているソフトもあります、具体的に名前を出していないだけで
一般的にセキュリティ系のサイトはベストチョイスという形を取りません
自分のサイトを含め多くのサイトは、たくさんの選択肢を用意して、それを読み手、ユーザーに選ばせる方法を取っています
判断はすべて読み手に任せる、おそらくそれが公平なやり方なのでしょう
最高のセキュリティ対策、という絶対的な形がないことが最大の要因なのだとは思います
甲乙付けがたいレベルのソフトが横一線に並んでいるのも事実でしょう
しかしそれでは分かりづらい。結局なにを選べば分からない人も中には当然います
理解が追いつかない人もいるでしょう
また「あなたは何を使っているのですか? 参考にしたいので教えてください」疑問を投げる人もいます
私も気になります
みんなは一体どんなセキュリティ環境を構築しているのでしょうか
趣旨です
このページでは簡単にセキュリティ構築のプランの紹介をします
道具解の管理人が良いと思うものしか載せませんし勧めません、よって紹介は偏ります
複数の選択枝が現れます。それは各々のパソコンの性能、金銭的価値観が違うからです
しかしそれでも多くはありません
1つの指針にしてください。自分で判断できるようになるまで、このサイトを批判的に見られるようになるまで
適当に流し読みしたい人は、緑で書かれた箇所だけ眺めればいいかと思います
数多くのサイトを閲覧していけば、いずれ理解できてくることもあります。そのうちの1つであれば満足です
またこのページは必要最低限の説明以外はリンクすら載せていません
なぜかというと、自分で検索するクセを身につけた方がいいと思ったからです。GoogleなりYahoo!なり、好きな検索システムを使ってください
それでは確認していきます
まず第一歩、Windowsパソコンに関する基本的な知識から
把握しておかなければならない前提的知識
1,自分の使っているOSを正しく言える *WindowsME,Windows2000,WindowsXP,WindowsVista HomePremium等
2,サービスパックという単語が何か分かる *Windows2000SP4,WindowsXPSP2 このSP4,SP2の意味
3,自分の使っているパソコンのスペック、性能が言える *最低限CPU、メモリ、HD容量の3つ
4,ハードディスク全体の使用量/空き容量を把握している
以上が確実に言えるようにならなければならない事項
まず最初に確認しておいてください
5,WindowsUpdateという単語を知っている
5+,WindowsUpdateを定期的に行っている、また現在最新である
以下から随時確認作業が必要になり、要求される知識のレベルが上がります
6,パソコンになにがインストールされているか大体把握している
7,現在なにが常駐し、動作しているか言える
8,自動実行、スタートアップに含まれている項目を把握している
WindowsOSのセキュリティを構築するにおいて必須な知識の確認
どれだけ言えたでしょうか
この中で最初のステップとして必須的なものは5までです。6以降まで把握できている人は必要十分です
最低限5まで確認した時点で次のステップに進んでください
ちなみに個々の詳しい説明はこのサイトではしません
簡単に表面だけをなぞっていきます
把握しておかなければならない前提的知識/確認
1,自分の使っているOSを正しく言える *WindowsME,Windows2000,WindowsXP,WindowsVista HomePremium等
A.通常ならWindowsを起動する時に画面に現れます
分からなければ、左下のスタートからコントロールパネルを開きシステムを選択します
必要な情報はそこにあります
2,サービスパックという単語が何か分かる *Windows2000SP4,WindowsXPSP2 このSP4,SP2の意味
A.Windowsの機能改良、修正プログラムまとめたもの
WindowsUpdateより大幅な改良が加えられていることが多く、確実に適用しておかなければならないプログラムです
3,自分の使っているパソコンのスペック、性能が言える *最低限CPU、メモリ、HD容量の3つ
A.上記1,の事項と同じくコントロールパネルのシステムから確認できます

75%に縮小してありますがこのような画面です
この場合は、WindowsXP Professional ServicePack2(SP2) CPU:AthlonXP2600+ メモリ:1.5GBということが分かります
4,ハードディスク全体の使用量/空き容量を把握している
A.マイコンピューターから個々のドライブのプロパティを見て確認してください
あまりにも少ない場合は問題があります。ファイルの削除やドライブの増設などを検討してください
5,WindowsUpdateという単語を知っている
5+,WindowsUpdateを定期的に行っている、また現在最新である
A.Windowsにも不具合(脆弱性、セキュリティホールとも言います)があります。それを修正するためのものです
ウイルスの多くはこの脆弱性を狙ってきます。不具合はさっさと修正してしまいましょう
詳しい説明はhigaitaisaku.comのWindowsUpdateをしましょうで
6,パソコンになにがインストールされているか大体把握している
A.各ドライブのProgram Filesを確認するだけでなく、自分で入れたプログラムは出来るだけ把握しておいてください
多くはコントロールパネルのプログラムの追加と削除で確認できます
7,現在なにが常駐し、動作しているか言える
A.右下のタスクトレイに格納されているプログラムは最低限、覚えてください
その他のプログラムに関してはタスクマネージャーから確認します
ただWindows標準のタスクマネージャーは若干出来が悪く見にくいので、自分はProcess Explorerを使用しています
定期的に確認するのがいいかと思います
8,自動実行、スタートアップに含まれている項目を把握している
A.スタートアップ自体はスタートメニューから確認できるものもありますが、それがすべてではありません
ファイル名を指定して実行、からmsconfigとタイプしてすべてを確認してください
Windows2000にmsconfigはありませんが、似たようなツールはネット上に存在します。探してみてください
セキュリティソフトとは
本題です
ところでセキュリティソフトってなんでしょうか。アンチウイルスだけでは駄目なのでしょうか
最近は総合セキュリティという名称で製品が売られていますが、あれは一体どんなパッケージなのでしょうか
一般的には「アンチウイルス」「パーソナルファイアウォール」の2点が含まれていれば総合セキュリティと言える、という風潮です
多くの製品はそれに「アンチスパイ・アンチトロイ」「アドウェア検出」「スパム対策」「フィッシング詐欺対策」などが付加されているようですが・・・
個人的には胡散臭い気がしないでもないです。アンチスパムなどはセキュリティの機能から逸脱している感じがします
とにかくこの中でセキュリティとして必須の機能はどれかと言われたら、結局アンチウイルスとパーソナルファイアウォールの2つだと思われます
よってここではこの2つに焦点を当てて紹介をしていきますが、これだけでセキュリティの構築が完了したとは言えないかもしれません
最低限必要なセキュリティにはあと何が必要なのか
個人的には大きく 1,アンチウイルス 2,パーソナルファイアウォール 3,バックアップ
この3つの段階が必要だと思っています
あとは各々の環境に応じてルータを導入したり、メーラー、ブラウザを変えていく必要があるでしょうが
必要最低限のセキュリティはそんなに多くのことを必要としないと個人的には思っています
いたずらに難易度を上げても効果は薄いですからね
最終的にはもう少しの紹介を続けますが、とりあえずやっておかなければならないこととして、この3つを挙げておきます
それでは入れる前の準備の話から
購入する前にまず体験版を
これを欠かす人が非常に多くいますが、絶対にやめてください
ネットに繋がっているのであればまず体験版です
ほとんどの場合はなんの不具合もなくスムーズに動くのですが、やはりそこはWindowsOS
アンチウイルスソフトに限らず、正常に動かない、理解不能なエラーが発生するなど対処しきれない状況に陥ることは稀にあります
買ってから気づく、買ってから後悔する、それを回避する目的も当然ありますが
それ以外に性能を見極める、自分のパソコンのスペックに適しているか等を判断しなければなりません
「まず購入」はありえないのです
ちなみに自分は100回以上いろいろなアンチウイルスをインストールして紹介などを書いたことがありますが
不具合らしい不具合に遭遇したことは実は1,2回しかありません
もちろんOSをクリーンインストールした直後の話なので、こういう結果になったのかも知れませんが
多種多様な環境の中、他ソフトとの競合、コンフリクト、システムレベルでの不具合が発生する可能性は多々あります
ですので出来れば、可能な状況であるのであれば、まず体験版を用意することから始めてください
あと稀に常駐型のアンチウイルスを複数導入する人がいるのですが、これも絶対にやめてください
必ずどこか見えないところで問題が発生しています。一見正常に動いているようでも未知の不具合を引き起こします
ダブルエンジン、トリプルエンジン搭載を謳うアンチウイルスソフトは、コンフリクト、競合が起こらないようにプログラミングをされているわけであって
単にユーザーが複数のアンチウイルスを入れるのとまったく意味が違います
常駐型と非常駐型の組み合わせは構いませんが、常駐型と常駐型の組み合わせは禁忌だと覚えておいてください
体験版のインストールが完了したら今度は正常に常駐機能が働いているか確認します
EICAR test file
上記のサイトにエイカーと呼ばれるテストファイルがあります。ウイルスではありませんので害はありません。中身はテキストファイルです
これを使ってちゃんと検出するか確かめてみてください
製品版を導入したときも同じように確認するのが望ましいと思います
これをどう捉えるかはあなた次第ですが、少なくとも私個人としては「体験版を用意できないベンダーの製品は買うべきではない」と思っています
並びに「あまりにも短い体験期間しかないソフト」も同様です
第一に体験版も用意できないベンダーのサポート力など期待できるでしょうか
顧客、ユーザーとしては体験版の要求は当然あってしかるべき要求です
それに応えられないベンダーはまずその時点で論外だと考えます
次にあまりにも期間が短い体験版、これにどれ程の意味があると考えますか
例えば一週間
週末にしかパソコンに触れる機会がない社会人など、体験期間は長くて金曜の夜から日曜の夜までの3日しかないことになります
こんなものは体験版と呼ぶに値しない、動作確認版です
業界標準として最低でも1ヶ月の体験期間がないソフトは、私個人としてはお勧めできません
2週間も短いです、1ヶ月です
そんな余裕のない企業のアンチウイルスより、余裕を持って体験させてくれるベンダーのソフトを選びたいものです
体験版を導入する前に、システムのバックアップ
では体験版をインストールしよう、その前にちょっと待ってください
これはアンチウイルスソフトに限った話ではないのですが、システムの根幹に触れるソフトをインストールする前のバックアップは必須の行為です
バックアップという行為はセキュリティを考える上で非常に重要な意味を持ちます
もちろんファイルのバックアップはシステムに変更を加える動作と関係なく、日常的に行うことが好ましい作業です
データの損失で一番多いのは人為的なミスです、その他ハードウェア的な障害、ウイルス等の感染と続き
ソフトウェアによる障害はさほど多いものではないにせよ、決して少ないものではありません
人為的な誤操作などは防ぎようのないものであり、ハードディスクが壊れるなどハードウェア的な障害も予想が難しいです
このような事態を未然に防ぐため、定期的にバックアップを取る習慣を身につけるためにも
アンチウイルスのインストール等の作業をする前に、バックアップは必ず行うように心がけてみてください
ではどのような形のバックアップを取ればいいのか
WindowsXPにせよVistaにせよシステムの復元という機能が存在します
しかしこれだけでは心許ないですよね
そもそもシステムの復元は「Windowsを以前の状態に戻す」機能であり、ファイルが復活するわけではなくバックアップとは異なります
何を使えばいいのか。その名の通り「バックアップ」という機能がWindowsには存在します
これは機能的には十分なものを持っており、システムの保全としては悪くない性能を保有しています
ただXPのProfessionalとHomeで機能が違うという、多少厄介な事態になっていますが、必要最低限の機能は削られていません
今まで何もしたことのない人は、せめてこの機能を使いバックアップを取ってください
手っ取り早く高機能なバックアップソフトウェアを購入するのもひとつの方法です
製品としてはAcronis True Image、HD革命/BackUp、LB Image Backup、Norton Ghostなどいろいろありますが
個人的にはプロトンから発売されているAcronis True Imageがお勧めではあります
バッファロー製品やソースネクストから発売されているLE版は機能を制限されているので、使用の際には十分注意してください
機能的な違いはti10.jpのFAQで確認を
Windowsは使えば使うほど重くなっていき、整理するのが難しくなっていく構造になっています
たまにクリーンインストールしてくださいと言われることがありますが、そう簡単に言われてもWindowsの再セットアップはわりと時間の掛かる作業です
ドライバ関連、WindowsUpdate、必要なソフトのインストール、メールの設定、ブラウザお気に入りの復旧等々・・・
ですが上記のソフトで環境整備直後のイメージをバックアップとして取っておけば、復旧作業などものの数十分で済みます
もちろん現在の状態を保存しておくことも可能ですので、必要に応じて復旧すれば不具合など恐るるに足らずです
致命的な事態に陥る前に、ぜひバックアップを
アンチウイルスの選択 総合セキュリティ/アンチウイルス単体製品
ようやくアンチウイルスの具体的な選択に入りますがその前に
あなたは一般的に「総合セキュリティ」「InternetSecurity」と呼ばれている製品を導入する予定でしょうか
それとも「アンチウイルス単体」製品を導入する予定なのでしょうか
現在トップのシェアを持っていると思われるシマンテック製品で例えると
ノートンインターネットセキュリティ/Norton Internet Security(NIS)
ないしはノートンアンチウイルス/Norton AntiVirus(NAV)のどちらかの選択となります
この2つの製品、どこが違うのかというと、前述したとおり大きな違いはファイアウォールの有無です
細かいところではポップアップブロックやアンチスパム機能があるようですが、少なくともお金を払うような機能ではありません
どちらを選べばいいのかは状況に応じてとしか言いようがありませんので、ここで的確なアドバイスは出来ません
雑な言い方をすれば、自分で他のファイアウォールを導入するスキルがあるのであればアンチウイルス単体を選ぶ
よく分からない人はひとまず総合セキュリティを選ぶことをお勧めします
たまに統合されていた方が管理が簡単という人がいますが、そんなに違いはありません
逆に不具合が発生した場合、一緒に巻き込まれてしまう方が個人的には嫌です
またルータを導入している人は、ファイアウォールを導入するスキルがなくともアンチウイルス単体製品を選ぶ価値はあります
私個人はパソコンを一台しか持っていない人でもルータの導入を勧めています
セキュリティを語る上でブロードバンドルータの導入は、かなりのセキュリティの向上を与えてくれます
具体的な説明はITmedia エンタープライズ/ルータはセキュリティの第一歩から
合わせてパーソナルファイアウォールの正しい使い方も要閲覧
ただ内部から外部への通信をチェックすると言っても、現実的にどれだけ有用なのかなと疑問に思うこともあります
自分で判断できる人は良いですが、初心者の人は疑うことなく許可してしまうのではないかと・・・
許可をするしないの判断は最終的にはユーザーに委ねられるので、この辺りが難しいところだと思います
それはともかく、ここではパーソナルファイアウォールは導入する方向で話を進めていくのでご了承ください
アンチウイルスソフトウェア その評価軸
多くの人はどのようにしてアンチウイルスを選択しているのでしょうか
知名度で決める人もいれば、値段で決める人もいるかも知れません、もちろん性能で決める人もいます
ではアンチウイルス/総合セキュリティにはどれだけ参考にすべき評価軸があるのでしょうか
ざっと書き記してみます
| 中枢機能 | 検出力 | ウイルスの検出力。重圧縮検索、パッカー対応率、未知ウイルス検出機能含む |
| 基本機能 | 常駐負荷(体感速度) | PCの性能により左右される事あり |
| 検索速度 | オンデマンドスキャンの検索速度 | |
| ウイルス対応速度 | 新種、亜種が発生した場合の対応速度、日頃の定義更新頻度 | |
| 価格 | 初期費用/更新価格。インストール可能台数 | |
| 使用期限 | 使用期限の長さ 1年、2年、3年~10年~無期限 | |
| その他、付加価値機能 | インターフェイス | 見やすさ、操作性、ウイルス検出時の画面、難解な専門用語がないかどうか |
| メモリ使用量 | どれだけメモリを使用しているか。使用量が多くても必ずしも重いわけではない | |
| サポート | 電話、メールサポートの他、検体提出フォームの有無など | |
| 情報量 | 企業の情報提供量、サイト更新頻度、F&Q、ウイルスのデーターベース量 | |
| トロイ・スパイウェア検出 | その他マルウェア、リスクウェア、クライムウェアの検出、rootkit対策も考慮 | |
| インストール容量 | 小さいほど良いが、昨今のハードディスク情勢を見るとほとんど無意味な項目 | |
| レジストリ、スタートアップ監視 | システム保護機能 | |
| Http監視、ウェブ監視 | ダウンロードファイルの検査等 | |
| メール検査 | 送信、受信メールの監視、Outlookにしか対応していないものは減点 | |
| アンチスパム機能 | 振り分け性能、受信時の速度、Outlookにしか対応していないものは減点 | |
| Exploit対応 | Windowsの脆弱性に対応しているかどうか。WindowsUpdateでほぼ対応できる | |
| スケジュール管理 | 月、週、日単位での管理が可能か否か、アイドル時、Windows起動時等 | |
| 第三者検査機関からの認定(参加) | CheckMark、ICSA、VB100、その他テスト機関の結果 | |
| ファイアウォール | XP、Vista標準のPFWと比較して、どれだけアドバンテージがあるか | |
| 〃 | ラーニングモード、様々なルール作成、ログ機能等 | |
| アドウェア、ブラウザハイジャッカー対策 | ブラウザ保護 | |
| ポップアップブロッカー、アンチバナー | ブラウザ制御 | |
| ActiveX、JavaScript制御 | ブラウザ制御 | |
| ペアレンタルコントロール | ブラウザ補助。アダルト、暴力的シーン等の閲覧制限機能 | |
| 個人情報保護、フィッシング、ファーミング対策 | サイト偽装、ユーザーの不注意等への対策機能 | |
| サーバー状況 | 定義更新がスムーズに行われるか、サーバーが頻繁に落ちていないか | |
| 減点事項 | アンインストール時の困難、更新の困難、不具合の多さ、誤検出等 |
無理矢理な項目もありますので真面目に全部確認する必要などありません
自分にとって必要、価値があると思われる項目だけかいつまんで確認すればいいでしょう
アンチウイルスに求める機能など、そんなに多くないことが分かります
ただもちろんの話、機能はその機能の有る無しだけで決めてはいけません。その機能の性能をきちんと確認してください
例えば未知のウイルスを検出する「ヒューリスティック機能」があるとします。これだけで話は完結しません
問題なのはヒューリスティクの検出性能です
その機能が搭載されていても2,3%しか検出しないのか、それとも40%程度検出してくれるのかでは全然話が違います
それぞれの機能の特性、性能はやはり使ってみなくては分からないところがあります。使ってみても分かりにくいところがあります
自分で確認するなり、情報を集めるなりして自分にあったソフトを見つけてください
Recommendation - 推奨は
ご存じの通りアンチウイルスソフトは数多くあります、目移りするぐらい種類があります
しかしその中で使う価値のあるソフトは実は限られています
ブランドイメージや認知度、入手の容易さなど数々の要因はあれど、性能という一点から見れば2,3に絞られてしまうのです
だがしかし性能だけで判断することは出来ません
そこにはあなたのパソコンの性能であったり、金銭のかけ方であったり、保全したいデータの重要性だったり様々な要因が絡んでくるからです
繰り返し言いますが、ここでは多くのアンチウイルスソフトを推薦しません
恐らくこれが性能的、パフォーマンス的に優れているであろうと思われる製品のみを紹介します
Performance-性能主軸 ・・・ Kaspersky、NOD32
Price-価格主軸 ・・・AntiVir、avast!、AVG、Kingsoft
各方面から抗議が来そうですが、色々考えるとこれ以外の選択枝は考えにくいです
なぜこれらしかないのか、と問われると説明は長くなるのですが、性能を唯一に考えるとこの2つしか残りません
性能だけでなく機能も重視しつつ、価格ともにバランスの取れたアンチウイルスは残念ながら自分の中には存在しません
(あえて紹介しないだけでNortnやMcAfee、F-Secureなどが悪いと言っているわけではありません)
色々と難はありますが、コスト重視、または無料で使えるソフト群はそれぞれにアドバンテージがあり、使いこなすほど価値が出てくるものです
少なくともここで挙げられなかったソフトは値段に見合っていないと思います
かといってKasperskyとNOD32が値段に見合ったソフトかと言われると、正直首を横に振らざるを得ません
どう考えても高いです
もちろん運用の仕方にもよるのですが、価格度外視で性能を基準においた場合、この2つのソフトがトップ2だと確信しています
単純な話、すべてのソフトが同じ値段、ないしは無料だったら何を使う?と言われて選ぶソフトがこれ、ということです
では簡単な説明へと
Kaspersky or NOD32 ?
どちらの製品を選ぶのがベストか、というのは非常に難しい問題です
両者ともお互い優れた機能、性能を持ち、そのどちらが優れているのかを判断することなど出来ないからです
なにを重視するかは人によって変わります
よってここからは読み手、閲覧者の判断に委ねることになります
説明はアンチウイルスの性能のみに限定してあり、総合セキュリティの機能については除外してあるのでご注意を
Kasperskyは非常にウイルスの対応速度が速いベンダーです
またウイルス定義、シグネチャに関しても圧倒的な量を保有しており、無駄が多いことも事実ですが他の追随を許さない状況にあります
圧縮ファイルの対応率も高く、この点オンデマンドスキャンで優位であることは確かです
ウイルススキャン時も他の作業を阻害するほど重くなることはありません
初回のウイルスチェックはガリガリとハードディスクを鳴らしますが、それ以降は日常的に静かなアンチウイルスになります
最近のメモリの大容量化から見ればさほどの影響はありませんが、メモリ使用量も少なくストレスを感じることはないでしょう
Kasperskyはレスポンスが速いベンダーとしても有名で、未検出のウイルスを送れば数時間でメールで返信が来ます
このような細かい点でも評価が高いソフトウェアです
懸念すべきは設定項目で、ここが少なからず初心者向きではありません。たまに訳の分からない単語が出てきますので注意が必要です
さらに言えば価格にも問題があります
財布に余裕がある人ならともかく、そこまでパソコンにお金をかけられない人にとって最良のソフトとは言い難い印象です
特別優待版が5000円前後で売られていますので、買うとすればそれを購入してください。通常価格は割に合っていません
更新料は年/3000円となっており、安くはないものの、さほどの圧迫感はないものと思われます
代わってNOD32は極めて軽快な動作と、Kasperskyにも引けを取らない高いウイルス検出率を誇ります
有名なのは誤検出率も低い完成度の高いヒューリスティック機能で、未知のウイルスを定義無しで検出することに優れます
独自の造語を用いたインターフェイスは若干分かりづらいですが、この手の物は結局は慣れだと思っています
ウイルススキャン時のCPUはそれなりに使用しますが、スキャン速度も速く、重いと感じることはあまりありません
NOD32の特筆すべき点は常駐しているのが気にならないほどの軽さです。一度体験してみることをお勧めします
とは言えNOD32もパッケージ販売価格が5000円前後とKasperskyと同じく初期投資にお金のかかるソフトです
しかし年度更新料が2500円と比較的安く、これと決めてしまえば我慢できる金額に設定されています
両者とも更新サーバーが軽く、定義の更新に時間を食われることはありません
Kasperskyには堅牢さがありますが、NOD32ほどの軽快さはありません
0.1%でも多くのウイルスを発見したい、ウイルスの対応速度を重視したい人はKasperskyを選ぶべきかもしれません
ただし現実的なウイルスの遭遇率から考えると、私はNOD32を第一にお勧めします
ここで有料の総合セキュリティが欲しい、という人がいるのでしたら、KasperskyInternetSecurityを購入されても問題はないかと思われます
自分の環境では若干ネットの通信速度が落ちましたが、それ以外の支障はありませんでした
Eset社のNOD32は現在総合セキュリティであるEset Smart Securityを全面的に販売しており、アンチウイルス単体であるNOD32は影を潜めています
価格差はパッケージ版の希望小売価格を参考するとESS/6800円、NOD32/4800円と2000円あります。更新料は3000/2500円と500円の差です
個人的にはPFWはさほど神経質になる部分ではないと思っているのですが、金銭的に余裕があるのであればESSでいいと思います
自分でPFWを用意できるのであればNOD32の方で十分です
無料、フリーのアンチウイルスを使う
以前無料のアンチウイルスと言えばavast!が不動の地位を保っていたように思います
そうでもないかもしれません
ただ唯一標準で日本語に対応したアンチウイルスであり、人気が高かったことは確かです
今ではAVGも日本語になり、導入へのためらいは軽減されましたが、今ひとつな印象も受けます
一方英語のインターフェイスが苦にならず、より強力なウイルス検出機能が欲しい人はAntiVirを選択することも多いです
いずれにせよこれらはアンチウイルス単体のソフトウェアであり
総合セキュリティではないという点が初心者を遠ざける要因にもなっていました
別途パーソナルファイアウォールを用意することが初心者にとっては大きな壁に見えたのでしょうか
なぜかこれら無料のアンチウイルスが日本で普及しているという話はあまり聞きません
AntiVirなどは本国ドイツでかなりのシェアを占めていると聞きますが、日本の個人市場では使っている人の方が珍しいぐらいです
avast!やAVGに関しても同じで、利用者自体をあまり見かけません
無料というアドバンテージがそれほど魅力的に映らないのでしょうか、それとも総合セキュリティでないことがそれほど大きいのか
もちろん無料のアンチウイルス(AntiVir、avast!、AVG等)は個人使用に関して無料で開放されているだけで
法人/企業で使用する場合は有料であり、パッケージ販売されている物と比較して性能的に劣っていると言うことはありません
実体が見えにくいという理由もあるにはあるかも知れませんが
そんな折、キングソフトから広告付きのアンチウイルス、つまりアドウェア形式の無料アンチウイルスソフトが登場しました
日本語環境で使える無料の総合セキュリティがとしてはおそらく業界初かと思われます
ではこのキングソフトは以上のAntiVir、avast!、AVGと比較してどうなのでしょうか
AntiVir or avast! or AVG or Kingsoft ?
フリーのアンチウイルスと言ってもその形態に多少の違いはあります
完全無料:avast!、AVG
広告付き:AntiVir、KingSoft
より詳しく言うとavast!は法人有料版と個人無料版に性能的な違いはあまりありませんが(敢えて言えばスクリプトブロックぐらい)
AVGの場合、有料版にはewidoエンジン(アンチスパイ、アンチトロイ強化エンジン)やファイアウォールが搭載されており無料版との差をつけてあります
AntiVirのClassicはPremiumと比較して、メール検査やスパイウェア検出機能が制限されています
キングソフトの無料版は広告が表示される以外に有料版との性能的差異はないとされています
これらとは別にAOLが提供するInternet Security Centralは同社のActive Virus Shieldの後継ですが
同じようにまた撤退することも考えられますので、余裕のある人にお勧めします。機能的には完成されていますので悪くはないでしょう
この時点で英語のAntiVirを選択できる人はもうAntiVirでいいかと思います
アップデートサーバーが非常に重く、この点が大きなマイナスであるAntiVirですが、検出性能はフリーウェアの中では群を抜いており
正直avast!やAVG、キングソフトでは太刀打ちできません。性能重視で行くのであればAntiVir以外の選択枝はないでしょう
アンチスパイウェアの機能が制限されていますが、他のソフト(WindowsDefender等)で補完することが出来ます
メール検査は実際検出のタイミングの問題でしかありませんし、Thunderbird2を使うことにより受信時検査させることも可能です
やや誤検出が多い傾向もありますが、手に入れたファイルの出所が明らかであればまず恐れることはないと思います
問題は標準で日本語環境が欲しい人です
その人がavast!、AVGに加えZoneAlarmやPC Tools等の無料ファイアウォールを選ぶのか、キングソフトを選ぶのかです
この2つはどれだけの差があるのでしょうか
まず総合セキュリティとしてのキングソフトですが
「アンチウイルス」「ファイヤーウォール」「アンチスパイウェア」「セキュリティアナリシス」「スパムメイル防止」の5種類を主軸としているそうです
セキュリティアナリシスとは脆弱性のスキャンです。WindowsUpdateを定期的にしていれば不要な機能です
スパム対策機能は必要な人もいれば不必要な人もいますし、Thunderbird2等メーラー側で制御している人もいるでしょう
そもそもセキュリティと言うよりメールの補助機能ですし、ブラウザで管理している人には不要ですね
アンチスパイに関してはWindowsDefenderやSpyware Terminatorでも対策可能ですので、そう問題にもなりません
結局は「アンチウイルス」と「ファイアウォール」この2つの話になります
(とは言えファイアウォールもPC ToolsやZoneAlarmを使用すれば良いだけの話なので、最終的には手間の話なのでしょうか)
アンチウイルスの性能を純粋に比較すると、現時点では確実にavast!、AVGの方がキングソフトより上位に来ます
ウイルスの遭遇率を考えるとその差がどれだけ実用範囲内かは微妙なラインになりますが・・・
またインターフェイス、使いやすさなどは考慮の内に入れたくないのですが、avast!の使いにくさは実はちょっとしたもので
多種のスキンが用意されている反面、どこに何があるのか、設定項目の難解さはキングソフトとは比較にならないほど見づらいものです
AVGはそれほどでもありませんが、キングソフトの扱いやすさよりは劣っている印象を受けます
一度設定してしまえば見ることなどそう何度もあることではないので、あまり気にすることでもないのかも知れません
ただキングソフトはパーソナルファイアウォールが強制的にインストールされるので、この点は厄介だと思います
不必要な人はインストール後、サービスレベルで停止させる必要があります
状況を想定してお勧めします
あなたが現在アンチウイルスもファイアウォールもを入れていない無防備な状態であるのであれば、まず暫定的にキングソフトを導入してみてください
これで考える猶予期間を作ります
それで広告が鬱陶しい、または検出性能が気になるなどの不満が生じてきたらavast!への変更を検討します
個人的にはキングソフトの検出性能にはやや不安があります
感染のリスクを減らすためにも、より上位のソフトへシフトするのは自然な流れではないかと思います
AVGはavast!と比較して、若干の検出性能や除外指定が出来ない、圧縮ファイルへの対応率の低さなど劣る部分があります
avast!を使い、重い見にくいなどの不満が生じた場合にAVGを使用することをお勧めします
広告と英語が気にならないのであれば、どの時点からでもAntiVirを検討してください
メモリ使用量ではAntiVirもAVGもさほどの差はなく(多少AntiVirの方が少ない)、OSへの負荷はAVGの方が軽い印象です
avast!はこれらよりちょっと重くメモリ使用量も若干多い感じですが、スパイウェアの対応はこちらの方が上ですね
ただ無料で使えるアンチウイルスを使う場合は、無料なりの煩わしさ、問題があることも十分留意しておいてください
欄外 アンチウイルス? アンチスパイウェア?
ところで総合セキュリティのパッケージを見ていて
あるいは総合セキュリティとアンチウイルス単体の機能の違いを比較していて引っかかるところはありませんでしたか?
思うのですが、アンチウイルスにはスパイウェア検出機能はないのでしょうか
これを疑問に思うことがあります
アンチウイルスとアンチスパイウェアを分けて表記しているベンダーが存在しますね、これはどうなのでしょうか
個人的にはこのようなソフトウェアは避けるべきだと考えています
なにがスパイウェアでなにがスパイウェアでないのか、この判断は極めて微妙です
ほとんどウイルスと同じ活動をするものもあれば、スパイウェア型のトロイ、スパイウェア型のワームなどもあり識別は容易ではありません
スパイウェアという言葉上の意味は、higaitaisaku.com/スパイウェアとは?を見た方が確実に早いので説明を省きます
結局はアンチウイルスよりアンチマルウェアという言葉の方が、現状のアンチウイルスの果たす役割に近いと思うのですが
この言葉自体、馴染みが薄く認知度が低いのでマーケティング上不利です
しかし何はともあれウイルスにしか対応しないアンチウイルスには見切りを付けましょう、余計な予算を使うだけです
ここでKasperskyの創設者の1人、ユージン・カスペルスキー氏の言葉を紹介しておきます
「スパイウェアの定義」はナンセンス──カスペルスキー氏
> 「『スパイウェア』はマーケティング用語に過ぎない。定義を語ること自体ナンセンスだ」
> 「スパイウェアとウイルスは90%同じ
> 『スパイウェア対策』『ウイルス対策』と2つの製品を別々に売りたいソフトベンダーのマーケティング用語に過ぎない」
ただしJUSTSYSTEMのサイトではKISとKAVの機能比較の項に、KAVにアンチスパイ検出能力がないかのような記述があり
その下の小さい注釈に「アンチウイルスは、スパイウェアを含むマルウェアを検知します」などと
非常に紛らわしい宣伝の仕方をされています。フィッシング、アドウェア、ダイアラー検知はアンチスパイ機能でしょうか・・・
InternetSecurityを率先して売りたい気持ちは分かりますが、Kasperskyとの意思の疎通が取れているのか不安になる項目です
またシマンテックのスパイウェアに対する認識はというと
シマンテックが解説する「スパイウェアって何?」
> 同社はスパイウェアを
> (1)システムの動作を密かに監視する機能を備えているスタンドアローンプログラム
> (2)PC内の秘匿情報を取得して他PCに送信する
> (3)インストール時に使用許諾契約(EULA)を表示するなどし、インストールはあくまで“ユーザー自身の判断”で行ったようにする――
> といった性質を備えると定義
> トロイの木馬やウイルス、ワームと違い、知らないうちにインストールされたり、自己増殖するものは含めないとしている
(3)が興味深く、シマンテックではスパイウェアをユーザー自身が許可したことを前提としたものとしているようです
と、長々と書きましたがほとんどのアンチウイルスはトロイもスパイウェアも検出します
伝えたかったことは2つ
「別途アンチスパイ製品を購入する必要はない」「アンチウイルスとアンチスパイウェアが分かれている製品は買わない」です
補完 アンチスパイウェアのインストール、導入
スパイウェアの定義は難しく、見解を統一させることは困難と言われていますが、大体の感覚はつかめたかと思います
必ずしも必須とは思いませんが、自分の使っているアンチウイルス製品に不安がある人は考えてもいいかもしれませんね
一般的にアンチスパイウェアとして幅広く使われている物には何があるでしょうか
有名なのはマイクロソフトが提供している「Windows Defender」
これは正式に日本語版が提供されており、尚かつ常駐保護機能付きという極めて導入のしやすいソフトウェアとなっています
ただしIE(InternetExplorer)のみが優遇されており、Opera、Firefoxが冷遇されている印象は否めずMSの姿勢にはほとほと呆れます
機能的にはレジストリの監視やサービス、ドライバ関連まで常駐して見てくれているので安心は安心です
ちなみにスパイウェアとして検出されるファイルは以下。Windows Defender がスパイウェアを特定する方法/マイクロソフト
また他の常駐型ではSpyware Terminatorも優れたソフトだと思います
レジストリ、スタートアップ監視が欲しい、またはSandboxを導入したい、という人にも効果があります
初心者の方には機能が過剰すぎる気はしますが
その他、非常駐のソフトウェアではSpybot、Ad-awareがあります
こちらはWindows Defenderと違い、入れておいて損のないソフトウェアです
両方入れるのも構いませんが、それほど神経質にならずどちらかをインストールするだけでも十分です
さほど難しい項目はありませんが、Spybotは日本語対応となっているので、どちらかといえば機能的にもSpybotの方がお勧めです
スパイウェアの検索機能はありませんがSpywareBlasterでスパイウェアの感染を予防することも出来ます
(解説:SpywareBlasterによるスパイウェア感染の予防/higaitaisaku.com)
スパイウェアの他にトロイの木馬の検出に優れているソフトウェアとしてはewido(AVG Anti-Spyware)、a-squaredなどがあり
非常駐のスキャンのみのソフトとなっていますが、これまた現在使用中のアンチウイルスに不安がある人向けで、名前を挙げるだけに留めておきます
またHitman Proという選択枝もありますが、あまりごちゃごちゃ入れるのも好ましくないですね
非常駐であるならばアンチスパイウェアに対応したアンチウイルスソフトを併用することも可能です
選択枝としてはBitDefender Free Edition、Dr.Web CureIt!、eScan辺りがお勧めとなります
補完的にはオープンソースで非常に軽快なClamWinも悪くはないかもしれません
ファイアウォールってどんなの
5分で絶対に分かるファイアウォール/アットマーク・アイティ(@IT)
簡単な説明ですが、特に深く理解する必要もないと思いますので5分で読んでしまいます
個人向けの話ではありませんが、この辺も参考になります
ファイアウォールの基礎知識/アットマーク・アイティ(@IT)
あとはFirewallと森で遊ぼうやセキュリティについて説明するページなど、つらつらとサイトを渡り歩いてみてください
十分すぎるほど知識がつくでしょう
簡単に言えば外部と内部との通信を制御するもの、とでも思っておけばいいでしょうか。適当すぎますか
ちなみに当サイトの話は当然WindowsOSで使用する個人レベルのパーソナルファイアウォールに限局しています
大雑把に仕組みが分かったところで、入れておく物だと割り切って導入してしまいましょう
使っていく内に理解していっても遅くはないかと思います
何にせよマイクロソフトがそれなりのファイアウォールを用意してくれれば、それほど悩む必要はなくなるのに、と思わなくもない部分です
個人的にはルータを導入していない人にはまずルータを検討して欲しいところですが
とりあえずこのページの趣旨としても、パーソナルファイアウォールの導入は必須ということで紹介してしまいます
* 稀にルータと間違えてハブを購入してしまう人がいますが、ハブはケーブルを分岐させる役割しか持たず、セキュリティ的な意味はありません
ルータはルーティングを行う機器であり、異なるネットワークを相互に接続させることができます
パーソナルファイアウォールの導入
再び日本語/英語の選択枝が現れますが、スキルに応じて使い分けてください
さほどリークテストの結果は重要視していません
日本語可
Outpost、PC Tools、ZoneAlarm
英語
Kerio、Jetico、Sygate
この中で比較的有名なのはZoneAlarm、Outpost、Sygateでしょうか
実際にお勧めという点ではこれにPC Toolsを加えた4種になります
しかしOutpostやSygateはすでに開発が終了していおり、積極的にはお勧めできません
致命的な欠陥、不具合がない限りそれほどの問題はないのですがVistaで使うとなれば問題有りです
Windows2000、XPではたいしたことはありませんが、気になる方はPC ToolsやZoneAlarmをお勧めします
どちらも日本語化されており、操作もさほど迷うことはないと思います
これで迷うなら恐らくインターネットセキュリティ製品付属のパーソナルファイアウォールでも迷うでしょう
機能的にも何ら劣ることはありません
全体的なお勧めとしては操作性から言ってZoneAlarm、次いでPC Tools、それで合わなかったらOutpostを使用するのがいいかと思います
英語のスキルのある人はもはや何でも構いません。Jeticoは設定が難しいかも知れませんが
あえて有料のPFWを使ってみたい、という人には2種、Outpost Firewall Pro、ZoneAlarm Proをお勧めします
どちらも優れた高付加機能を持つパーソナルファイアウォールです
Outpost Proの日本語版は更新が止まっているので(海外版を日本語化できますが)、買うならZA Proの方がいいかもしれません
ただ機能的にはOutpost Proの方が上かな、という気がします
導入が済んだらきちんと設定されているかどうか、ポートスキャンをして確認してみましょう
有名なのがGibsonSerch社のShields UP!!。外部に対して開いているポートが分かります
説明は他サイトで。外部からのポートスキャンサービスを利用する
Symantec Security Checkでも同じようなことは出来ます。お好きな方を
またもう一つの確認としてファイアウォール導入後、ネットワークの通信速度を計測してみることもお勧めします
測定サイトとしてはRadish Network Speed Testingが安定した計測が出来ていいかと思います
極端に通信速度が落ちた場合は、設定項目の見直しや相性問題を疑い解決策を模索してください
+1のセキュリティ
さて、これで基本的なセキュリティソフトの紹介はできたかと思います
アンチウイルス、パーソナルファイアウォール、アンチスパイ・アンチトロイ・・・あとは入れるとしたら何が必要でしょうか
ここまで来たらWebページ閲覧アプリケーションであるブラウザを換えてしまうのも、セキュリティの1つだと思います
インターネットエクスプローラーでないとWebページを閲覧できないわけではありません
他にもOpera、Firefoxなど優れたブラウザが存在します
IEからの移行もスムーズに行えるように設計されているので、機会があれば試してみるのもいいでしょう
操作性の向上とセキュリティの向上の両方が期待できます
メーラーを換えてしまうのも良いですね
AL-MailやEdMaxもいいソフトですが、個人的には標準でアンチスパム機能を持つThunderbird 2を推したいところです
他に挙げるとすればSylpheedや、Operaを使っている人にはOpera Mailも悪くないかも知れません
使い慣れたメーラーに、自動メール振り分けツールであるPOPFileを使うというのも効果があります
自分はShurikenを使っています。2007は使いにくかったので、Pro4/R2ですけど
他には実行ファイル監視のSandboxでもあるProcessGuardを入れてみるとか・・・ここまでくると過剰防衛かな、という気がしないでもないですね
いちいちアプリケーションに実行許可を与えるのが煩わしくて自分は使っていませんが
また仕事用、外行き用のノートパソコンにUniversal Shieldを入れている人もいます。これはシェアウェアですが、なかなか面白いソフトウェアです
最終的に - いろいろな人の環境を参考に
長々と取り留めのない話をしましたが、結局どんな形になったのか
最後にいろいろな人の環境を紹介して終わりにしたいと思います
ネット上の知り合いに声をかけたら名前はやめてほしい欲しいと言われたので、とりあえず伏せることにしました
あまり参考にはならないと思いますが、これと同じ環境にすれば少なくとも競合は起きにくいのかな程度に
まず最初に道具解の人から
保有しているPCは全部で4台、それぞれ挙げるのも卑怯な気がするので、メインで使っているパソコンのみで
[WindowsXP Pro、AthlonXP2600+、RAM1536MB/Desktop]
AntiVirus:NOD32
PFW:ZoneAlarmPro or Sygate(+BBR-4HG)
AntiSpyware:Spybot、SpywareBlaster
Mailer:Shuriken Pro4/R2
WebBrowser:Opera、IE
PFWはPCに疎い知り合いが「ノートンを買うつもりがZoneAlarmを買ってきてしまった」と
常識では考えられないミスをしでかしたので、それを譲り受けた物を使っています。使用期間が過ぎればSygateに戻すつもりです
NOD32はかれこれ3年目。IEはSleipnirを使用しています。ほとんどOperaではありますが
ネット歴は9年ぐらい
[WindowsXP Pro、AthlonXP3200+、2048MB/Desktop]
[Windows98SE、Celeron1.5Ghz、RAM128MB/Notebook]
[WindowsXP Pro、PentiumM1.8GHz、RAM512MB/Notebook]
AntiVirus:AntiVir PE、Bitdefender+AutomaticCMD
PFW:Kerio(+BBR-4HG)
AntiSpyware:Spybot、Ad-aware
Mailer:電信8号
WebBrowser:SeaMonkey+ Proxomitron
other's:HijackThis、Litestep+X-Finder
すべて同じ物を入れているそうです
その方が楽で管理しやすいとか。それもそうですね
Litestep+X-Finderはセキュリティとは微妙に関係あるのかないのか、explorer.exeを使いたくないので入れてあるそうです
自鯖運営、一応IT関係、ネット歴は約10年
[WindowsXP Home、Pentium4 2.8GHz、RAM1024MB/Desktop]
AntiVirus:Kaspersky
PFW:OutPost Free(+WHR-HP-G54)
AntiSpyware:Spybot、Spyware Terminator
Mailer:Becky!
WebBrowser:Firefox
そんなに深く考えてないとのこと
自サイトあり、セキュリティとは関係なし、ネット歴は約7年
[WindowsVista Ultimate、CPU:Core2Duo E6600、RAM2048/Desktop]
AntiVirus:Norton2007
PFW:Vista標準(+BA8000 PRO)
AntiSpyware:Windows Defender、SpywareBlaster
Mailer:Thunderbird2
WebBrowser:IE7、Firefox
アンチウイルスのことなんかで悩みたくないしとかスッパリ言われました
まぁそうですね
PC系のサイトは閉鎖、ネット歴は約7年、資格は初級シスアド程度
[WindowsXP Pro、Athlon64 3700+、RAM2048MB/Desktop]
AntiVirus:avast!
PFW:XP標準(+BLR3-TX4L)
AntiSpyware:なし
Mailer:なし(ブラウザメール)
WebBrowser:Firefox
全然十分らしいです
よくよく考えたらこれでも特に問題はない気がしました。でもなんかちょっと不安は残るような・・・
Spybotぐらい入れてもいいんじゃないかな
ネット歴4年半、ウェブデザイナー
AntiVirus:F-Secure Internet Security
PFW:同上
AntiSpyware:なし
Mailer:OutlookExpress
WebBrowser:Opera
Skypeでの知り合いのFinlandに住む彼
期待して聞いてみたら本当にF-Secureでした
フィンランドでは恐らくF-Secure、Norton、McAfeeの3つが高シェアなのではないかとのこと
また香港に住む雷氏はKasperskyにXP標準PFW+ルータという構成。職場はNorton
香港では瑞星や金山毒覇より、欧米のソフトの方が人気が高いのではないかという話
というのも中国国内のソフトは簡体字中国語で開発したものが多いので、香港の人には合わないのだとか
それと同時に中国国内でもKasperskyの人気が爆発しているとも言っておられました
他にも色々聞いてみましたが、中国の方はネットカフェであることが多く、期待した答えはあまり返ってきませんでした
韓国の人はPC房であろうと、自宅であろうと大体V3でした。この辺はIDCの調査通り
あえて被らないように紹介をしましたが、人それぞれですね
それだけ多用な環境があり、多用な使われ方があると言うことです
自分はKasperskyやNOD32がベストではないかな、と思いましたが、もちろんそれも道具解の人が勝手に言ってるだけの話です
・・・と、こういう風にまとめると結局好きな物を入れてください、になってしまうのが最大の難点ですね
ウイルス感染は誰の責任でもない自分の責任、情報を暴露してしまうと周囲の人にも迷惑がかかります
またどんなソフトでも100%の検出率はありえません、PFWが検知できない通信もあります、過信しすぎないでください
セキュリティを向上させるには意識の部分がかなり大部分を占めます。この部分さえしっかりしていればさほどのことでは感染しないものです
知識は最大の防御だと思って油断せず、これからも高い意識を持ってください。そうすれば滅多なことがない限り大丈夫です
判断はユーザーに
知識の話で最後にひとつ
WindowsVistaにはUAC(ユーザーアカウント制御)という機能が搭載されています、ご存じの方も多いでしょう
(解説:管理者権限での実行を制限するユーザー・アカウント制御UAC/アットマーク・アイティ(@IT))
この機能はシステムに変更を加えるようなプログラムに対して、本当に意図した操作なのか逐一ユーザーの確認を取るという機能です
これによってウイルスによる書き換えなのか、今自分がインストールしようとしているソフトによる書き換えなのかを確認/判断するわけです
しかしこれは非常に有用な機能である反面、非常に手間の掛かる、言ってしまえば鬱陶しさを感じる機能です
安全だと分かっていても、その行為にいちいち許可を与えなければならないからです。それにちょっと面倒くささを感じてしまうのですね
しかもこの機能が役に立つ状況というのが極めて限定された状況でして、日常的に恩恵を得られる機能ではないというのが痛い
結局この機能を切ってしまう人が大勢いるわけです
OSの堅牢性を追及すればするほど、この手の煩わしさは付きまといます
100回に1回のミスを防ぐと同時に、未然に不可解なプログラムが走らないように監視する。それが作業効率を落とすことになろうとも
その辺の兼ね合いが難しいのですね
作業の効率を落とすぐらいならセキュリティレベルを落とす、という人も当然います。冗談じゃないセキュリティ第一だと考える人もいます
どちらを選択するかはユーザー次第
一方で今自分のしている行為が、危険なのか安全なのか判断できる人でないと、この機能自体が無意味になります
ウイルスに許可を与えてしまったり、自分がインストールしたいプログラムを不許可にしてしまったり、意味がありませんよね
だからこそ結局は知識が必要になってくるのです、ユーザーの判断が最大の力になるわけです
実はアンチウイルスにも強制的にファイルを削除や隔離してしまうソフトがありますが、あれは困ったものだと思います
削除は論外ですが、その判断はユーザーに委ねるべきではないでしょうか
「初心者に優しい」を理由にして全部強制隔離してしまうのはいかがなものかと
自動性、オートマティカルな動作、ソフトウェアの機能任せ、これは便利ではありますが、様々な弊害を発生させます
最初から考える機会まで奪わないで欲しいというのが個人的な思いです
セキュリティは知識で補強できます
あなたが十分にリスクを承知で、高度なセキュリティの知識を保有しているのなら、システムはより軽量化できるかもしれません
もしかしたらまったく何も導入せずに被害を回避させることができるかもしれません
それでもミスはあります、ゼロにはできません。そのためのセキュリティソフトです
追いつかない知識を補完するためにセキュリティソフトを用意する。人為的ミスを軽減させるためにセキュリティソフトを用意する
使うのはあなたです。どうせなら使ってください。ソフトに任せるのではなく
判断はあなたが