【私見】
今回のテストは、前々からメールなどで問い合わせのあった
Winnyウイルスの検出はどうなっているのか、という質問に答えたものとなりますが
自分は当時Winnyウイルスと言われる物を保有していなかったため、捕獲するための時間をもらい今回に至ったわけです
ただAntinny等の検出結果など購入時の参考にならない、どうでもいい、という意見も多いかと思います
自分もそう思っていました。現時点でも多少思っています。テストをする価値があるかどうかも疑問でした
暴論的意見としてWinnyウイルスに対応する必要などない、という意見もありますがこれは誤りでしょう
感情的には理解できますし、考え方によっては頷ける点もあるのですが
アンチウイルスソフトは淡々とウイルスを検出すれば良いのであって、そこに思想性が必要かどうか疑問です
本当にそこに山があるから、と同じように、そこにウイルスがあるから、という考えでも消費者は一向に構わないと思います
また対応する必要があるかないかはともかく、すでに各企業は特設ページを割き対応のスタンスを表明しているわけです
中にはアナウンスしていない企業もありますが
している企業は表明している以上、どれだけ対応するか、カバーできるか、が問題になってくるはずです
こうなればWinnyのウイルスだろうがメールワームだろうが同じです
対応するのであればしっかり対応してくださいとしか言いようがありません
今回調べていると、多くのアンチウイルス企業が社会的影響からか
自らのサイトにWinnyについての記述を載せ、当ソフトはWinnyウイルスに対応しています、等と載せていました
もちろんそれ自体はなんら問題はないのですが
これはこの記述だけではどれだけ対応しているのか分からない極めて曖昧な書き方でしかありません
Antinny一体に対応しているだけでも対応は対応で、広範囲をカバーする対応ではないだけの話です
対応という言葉に安心して購入する消費者もいるでしょうし、またそれを参考とする人もいないとも限りません
ただの広告戦略になにを、と思う方もいるでしょうが、実際その通りです
この辺はユーザー側も注意し、広告に惑わされないように判断する必要があると感じます
【今回のテストの検出について】
ウイルスの対応数、検出数はユーザーからの検体提供も重要な位置を占めていると思います
今回使用したWinny、Share内に存在するウイルス、トロイは8割方VirustotalとJotti's malware scanにアップロードしています
中には相当前にアップロードした物も含まれています
個人的にこのようにして遊んでいました
Antinny.AJ [05/12/08] |
Antinny.AJ [05/12/10] |
Antinny.AJ [05/12/14] |
Antinny.AJ [05/12/15] |
Antinny.AJ [05/12/17] |
容量が15〜20MBを超える物については見送りましたが
送信できた物で各ベンダーが未対応の物については、各社判断の元、数日以内に対応するものと思われます
VirustotalとJotti'sは送信されたすべてのファイルを区別することなく、エンジンを提供しているベンダーに送信します
またこの2つのサイトに登録されていないベンダーについてですか
まずキングソフトはサイトにウイルス検体送信フォームがあり
そこから容易にファイルを送信できるようになっていますので、そこから検体を提出させていただきました
ただトレンドマイクロ、アンラボ、ソースネクストについては送信していません
アンラボは本家に検体送信フォームがありますが日本語サイトにないので見送りました
ソースネクスト(K7)も検体送信フォームが存在しないので同様に見送っています
トレンドマイクロはウイルスハンタープロジェクトを立ち上げていますが
なぜかウイルスバスター利用者と非利用者を区別しており、非利用者はネット上から検体を提出することができません
非利用者については送料郵送者負担で宅配、郵便での検体を受け付けていますが、正直何がやりたいのか理解できません
ウイルスを発見する度に封筒、フロッピーまたはCDを用意し、それに検体を書き込み郵送するのでしょうか
対応速度が重要視される検体提供において、最低でも郵送に1日を必要とする提供方法に問題を感じずにはいられません
そもそも利用者と非利用者を区別する理由もわかりません
このように書くとトレンドマイクロだけを槍玉に挙げているように見えますが
上記のサイトに登録されているだけで、検体送信フォームを設けていないベンダーも数多くあります
個人的には各企業がもっと容易に検体を提出できるような状態、体勢を作って欲しいと思います
こんなところまで読んでいただきありがとうございました
