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[失踪日記]著:吾妻ひでお

「このマンガがすごい!2006 ・オトコ版」に三位で紹介されていました。
前から話題の本だったので、つい購入してしまいました。
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「全部実話です(笑)」──吾妻

突然の失踪から自殺未遂・路上生活・肉体労働、アルコール中毒・強制入院まで。
波乱万丈の日々を綴った、今だから笑える赤裸々なノンフィクション!
カバー裏にシークレットおまけインタビューが掲載されています。


調べてみると、「このマンガがすごい!2006」第三位の他にも
第九回文化庁メディア芸術祭大賞受賞
第三十四回日本漫画家協会賞大賞受賞
「このマンガを読め!2006」第一位

だったりして、なかなか漫画界において話題の作品の様です。
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このマンガがなぜスゴイのかは、最初のページに書かれてる一言に集約されると思う。
「この漫画は人生をポジティブに見つめ、なるべくリアリズムを排除して描いています。
リアルだと描くの辛いし、暗くなるからね。」


この作者は物事をデフォルメして描く能力に、非常に長けていると思います。
それはきっと、自分自身すらきっちり客観視してしまえる能力があるからでしょう。
そのデフォルメっぷりから、実際のリアルな状態を想像するもしないも読み手の自由。
内容のディープさに対して、実はあんまり読む人を選ばない漫画だと思います。

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以下読んでて面白かったセリフなど
「食後のデザートはこれ、天プラ油。」
「腐って発酵したリンゴは、凍った手を暖めてくれた」
「みんな働いてる。おれもちょっと働きたい」
「ホームレスやってると働きたくなる。
 肉体労働やってると芸術がしたくなる」


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もう一つ面白かったのが、
作者の失踪のきっかけとなった、仕事の受けすぎの様子。
「ふざけるなよ!描かないと売れなくなった時、もう二度と使ってやらんからな!」
この発行所がマイナーだからこそ描ける、力関係の構図。
コンテンツプロバイダー>>>コンテンツメイカー
「制作者はなぜ弱いのか?」という記事を思い出しました。

2006/01/03(Tue) 22:32:16 [533] 西岡

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