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2006年09月10日

[砂の城]著:一条ゆかり

今日は、漫画喫茶で名作と言われるこの作品を読んでおりました。

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富豪ローム家の一人娘として生まれたナタリー。兄妹のように育てられたフランシスと恋仲になり結婚を誓い合うが反対され、二人で海に身を投げ別れ別れに…。数年後、記憶を失い、結婚して子供もいるフランシスと再会するが、彼は事故で死に、妻も後を追う。残された子供にフランシスと名づけ、ひきとったナタリーは、童話作家として新しい生活を始めるのだった。

いやあ、まさにドロドロ。メロドラマど真ん中。
人生障害と悲しみと絶望だらけな作品で、ほんともう暗い暗い。
しかし、舞台設定の華麗さと、絵の上手さ、やや過剰なまでのドラマ性で、
ついつい読むのが止められません。一体どうなるのか最後まで気になる仕組み。

死んだ恋人の子供、しかも他の女との子供を引き取って、育てて
そしてお互いが惹かれあっていくというまあ何ともはや、凄まじい話です。
ありそうで、ここまでドロッドロの作品はなかなか無いです。
二人を取り巻く周囲の人間達がなかなか魅力的だったり、見所の多い作品でした。

2006年09月03日

[おひっこし]著:竹易てあし

前から持ってたんですが、改めて読み直したら、やっぱり面白いと思ったので紹介。
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時代劇活劇「無限の住人」で一部でしられる沙村広明がラブコメに挑戦。
他ではまず見ることの出来ない類の雰囲気漂う作品。
アマゾンでのユーザーレビュー平均点数は5点満点でした。

基本的に、大学を舞台としたラブコメ(?)です。
主人公遠野 禎が、一つ上の先輩、赤木 真由に恋をする話です。
しかし、赤木真由には彼氏がいて、今海外にてボランティア活動中。
そして、遠野の友人木戸、その恋人小春川など様々な登場人物達を元に
ストーリーは展開していきます。

しかし、この作品は、全く持ってラブコメというには異色です。
その具体例をいくつか抜粋してみたいと思います。

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2006年08月28日

[出したり入れたり]著:酒井順子

久々にエッセイを文庫で読んだのですが、面白かったので紹介。
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重箱の隅をキレイにほじれた快感がこみ上げる、女の本音満載の辛口エッセイ

食事と排泄、セックスまで人生は「入れたり出したり」、「見られる」ことを意識しているのに、男は「見る」ことがない女のムダ毛と勝負パンツの柄、二つにワケればホンネが見える、ちょっぴりHで辛口な爆笑エッセイ。
(Amazonレビューより引用)

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2006年08月22日

[皇国の守護者]原作:佐藤 大輔 作画:伊藤 悠

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『皇国の守護者』(こうこくのしゅごしゃ、IMPERIAL GUARDS )は佐藤大輔によって書かれた、架空世界を舞台とする戦記小説である。現在9巻。また伊藤悠によって漫画化されている。
Wikipediaより)

宣戦布告もなく攻め入る帝国軍により、皇国は決定的な苦境に立たされる。
その絶望的な開戦より、皇国軍は更なる死地へと引きずり込まれて行く。
雪原が赤く染まる地獄と化した皇国最北の地で、皇国の兵士『新城直衛』中尉が剣虎兵隊を率い、、その逆境に立ち向かう。
アマゾンカスタマーレビューより)

アマゾンのレビューで、珍しく平均で5点満点がついている作品です。

基本的には、日本(皇国)vsロシア(帝国)を模した世界観の中、
圧倒的不利な、逃亡戦の中、主人公である新城中尉は、その非情なまでの作戦能力で
自分の相棒であるサーベルタイガー・千早と智に、剣虎隊を率いて
北領(北海道)から逃亡する本隊を逃がすために、殿軍となり絶望的な戦いに挑みます。

圧倒的な絶望の中、それでも諦められず、生きるために冷酷に勇猛になりつづける
主人公、新城中尉を初めとする剣虎隊の悲壮感の描写が酷く心に訴えかける作品です。
そしてそこに、テレパシー能力を使える導兵、火力に頼らない剣虎=サーベルタイガー
これらのファンタジー要素の味付けによって、作品としても決して飽きない出来になっています。

最近では結構一押しの作品ですl

2006年08月01日

[ハチミツとクローバー]著:羽海野 チカ

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6畳+台所3畳フロなしというアパートで貧乏ながら結構楽しい生活を送る美大生、森田、真山、竹本の3人。そんな彼らが、花本はぐみと出会い……!? (amazonレビューより引用)

アニメ化され現在実写映画化もされている作品です。
各所で「NANA」という漫画と対比され、現在女性向け漫画の人気二大巨頭の一つと
いった形の作品です。

この前漫画喫茶で一揆読みしたのですが、なかなか独特な作品だなと思いました。
作者が筆の進むままに書いているというか、いつどこでどんな展開になるか
あまり予測がつきません。しかしテンポはよく、それ故にキャラクターも生き生きして
ギャグなどもレベルが高く、飽きない仕組みになっています。

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2006年07月31日

アニメ映画版[時をかける少女]

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名作「時をかける少女」がアニメーション映画になりました。
主人公は、原作の主人公の姪。監督は、知る人ぞ知る名監督細野監督。
ひょんなことから「タイムリープ」という超能力を手に入れた少女の話。

非常に面白かったです。王道として万人受けする見事な映画。
スタジオジブリ並の背景に、躍動感のあるキャラクターの動き
声優の演技のすばらしさ、ストーリーの意外性
そしてなにより監督の演出、展開力。どれを取っても一級品でした。

実際ここのところ元気をなくしていた私ですが、
この作品を見て、大分調子を取り戻しました。
やっぱりいい作品を見るのは、大事なことだなあと強く思います。

今年出るアニメ映画の中では、恐らくトップの出来かと思われます。
笑いあり、涙あり。正にこれこそ映画でしょう。
あまり上演している映画館がないので
DVDが出たら是非見て頂きたい作品です。

以下感想詳細

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2006年07月26日

[エマ]著:森薫

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19世紀末のイギリスを舞台に描かれる、「身分違いの恋」をテーマにした作品です。

主人公のウィリアムは、貴族の青年。ヒロインのエマは身寄りのないメイド。
法的な身分制度が無くなったイギリスですが、人間の意識にはまだ根強い
身分制度が残っていた時代の話。

まあストーリーとしては至極ありがちですし、王道もいいところなんですが
その世界観の書き込みと、あまり喋り過ぎない登場人物達
そして映画的手法による演出によって、読む人を19世紀のイギリス、というより
「森薫」の世界に引き込んでいく作品です。

表紙がなんだか色物に見えるのが残念ですが、ストーリーは至極王道なものなので
比較的あらゆる層に受け入れられる良質の作品かと思います。

2006年07月23日

[花田少年史]著:一色まこと

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近所でも一押しの悪ガキ・花田一路少年。
ある日、いたずらが過ぎ自動車に激突してしまう。
幸いにも九死に一生を得たがこの事故以来、頭に残った9針のキズと共にコワ~い能力まで得ちまったからたまらない。

アニメ化され、2003年12月4日、シンガポールで開催された第8回「アジアテレビジョンアワード」において、長編アニメーション部門最優秀賞を受賞し、今年八月より実写映画化もされる、そんな作品です。

前から読もう読もうとおもっていて、今日やっと漫画喫茶で読めました。最後のクライマックスを読んでいる内に泣きました。何故泣いているのか自分でも分からないけれど涙がこらえられませんでした。ボロボロに泣きました。嗚咽を堪えながら。
これはそういう作品です。

主人公が、事故をきっかけに霊能力を得て、霊と関わっていく話なんですが、その話自体はさほど珍しいものではないですし、ありきたりです。しかし、そこに登場する人物やその表情、時代背景の描写、ちょっとした表情、全てが胸を鷲掴みにしていくそんな作品です。

何故か知らないけれど、読んでいる内に、フィクションであることを忘れてしまいました。
それだけキャラクターや世界が躍動していて、紙の中から飛び出して自分を取り込んでしまっているのでしょう。

自分は、amazonレビューの平均点が5点満点の作品を初めて見たかもしれません。
今度買ってこようと思っています。

2006年07月17日

カーズ

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というわけで「カーズ」見てきました。

王道をやらせたらやはりピクサー&ディズニーは強いなと思いました。
個人的には、カーチェイスのスピード感、田舎町の風景描写が非常に良かったです。
実はそんなに派手な映画ではないんですが、でもいい映画です。
見た後じんわり来るそんな映画。

DVDなどでのんびり見るのもありかとおもわれます。

2006年07月16日

[嘘喰い]著:迫 稔雄

現在ヤングジャンプ連載中の漫画で、現在注目している漫画の一つです。
まだ単行本が出てないので、絵が紹介出来ないのが残念ですが。

「ギャンブル破天荒コミック」という表題ですが、そういう言葉ではくくりきれません
「人と人との騙しあい」に焦点を置いて、ストーリーが進みます。
しかし、良くありがちなややっこしいロジックがこんがらがる展開ではなく
お互いにお互いの心理を食い合うという戦いです。

で、この作品の突出しているのは、その画力にあります。
お互いの心理描写、キャラクターの醸し出す迫力、迫力。
漫画の、現実描写としての「リアル」と、演出としての「デフォルメ」が
非常に高いバランスで完成されている印象です。

だからこそ絵が紹介できないのが何より残念です。
漫画好きな人は、もし興味が有ればみてみてください。

2006年07月02日

[愛…しりそめし頃に…]著:藤子 不二雄A

mangamichi2.jpgまんが黎明期、トキワ荘に集う若き巨匠たちの青春群像…。
あの名作『まんが道』の青春編。第1集は幻の作品『ロケットくん』を復刻収録。

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かつて紹介した、「まんが道」の続編です。
藤子不二雄Aが、かつて、漫画を志した頃の話を書いています。

今日本は、世界に名だたる漫画大国な訳ですが、その礎を築いた頃の作品です。
神様と言われた手塚治虫に引き続き、熱い志を持った漫画家志望者たちが
トキワ荘に集ってからの物語がつづられています。

この物語は、非常に熱いです。
何が熱いかって、何の保証もなくても、どんなに不安でも
漫画を描こう!描きたい!という熱意で、毎日徹夜でもひたすら努力する
人間達が描かれています。

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2006年07月01日

[七夕の国]著:岩明 均

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不思議な力をもつ南丸洋二は、その能力によって自らのルーツ「丸神の里」へ導かれる。
七夕に特別の祭りを行なうというその地で洋二を待ち受けているのは!?
名作「寄生獣」の岩明 均が書き上げた、傑作SF。

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評判高い作品だったので、この間漫画喫茶で一気読みしました。
なかなか面白かったです。

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2006年06月23日

[日本教について]イザヤ・ベンダサン(著), 山本 七平 (翻訳),

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日本人は、実はすべからく「日本教徒」だった。
その日本人の本質たる「日本教」という教義に、非常に深く切り込んだ作品。
30年前の作品であるのにも関わらず、その切り口の鋭さは錆びない。
ちなみに、ユダヤ・ペンダサンが著者となっているが、実は真の著者は山本七平氏であるとのこと。

個人的に、ひさびさに非常に読み応えがあり、かつ難解な本でした。読破に一ヶ月。
というのも、この著者は非常に博識であり、また、古い本なので文法も古い。
また、30年前の自衛隊が出来たりした頃の時事問題を切り口に議論を始めていることもあり
当時の細かい事情がわからなければぴんとこない記述が多かったためです。

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2006年06月18日

[千円札は拾うな。]著:安田 佳生

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残業をやめれば、給料は増える。
見えてる人には見えている、常識の「半歩先」の考え方。
『採用の超プロが教えるできる人できない人』から3年、
読者待望の「安田式・人生を劇的に変えるビジネスバイブル」。
(「BOOK」データベースより)

この前読み終わりました。なかなかシンプルで判りやすい本でした。
この本は、つまり以下の言葉に要約されると思います。
「変化とは、今の自分に+αすることではない。今の自分を捨てることだ」
つまり、今の自分を千円札にたとえて、そんなものを守ってどうするんだというわけです。

毎日同じ事を堅実にがんばっていれば儲かった時代ではもうないというわけですね。
今は変化の時代であるから、そうしなければ生きてはいけないと作者は述べています。
どうも俺は、この本は語り口がシンプルで判り易すぎて、ほんとかな?と
逆に疑ってしまいますが、でも、こういう考え方は、頭の片隅においておくべきなのでしょう。