かくして旅は終わり
かくして本日午前11時をもって、西岡は無事退院と相成りまして
清潔で、乾燥して、どこか消毒液の匂いのする非日常を終えるに至りました。
この一週間まるで体感することのなかった、身を押しつぶすような蒸し暑さの中
自分は土から出てきた土竜のように、日陰から日陰へと走るのでありました。
かくして帰宅した自分を迎えたのは、留守の自宅と、
毛虫だらけの自宅のドアでありまして、なるほどこれは日常だなと。
そういえば、この一週間虫など見たこともなかったのです。
そんなことを、蒸し風呂のような自宅の部屋で、荷物を片付けながら思ったり。
「旅行」というものが、うだるような日常から、どこか知らない非日常へと向かうものならば
間違いなく、この一週間は「旅行」であったのであり、だから日常も非日常も
対比によってどうにも輝いておるわけです。非日常は「旅立ちたい彼方」であり
日常は「帰るべき原点」であるわけで、それぞれがそれぞれを羨んでおるわけです。
よって私はこれから存分に日常を味わうことができるわけであり
よって本日は、慣れ親しんだ自分の低反発枕と低反発布団にて安眠を楽しむわけです。
そして、明日は仕事なんだ。またしばらくは日常の繰り返しへと埋没しましょう。
そしてこれにて、私の病院旅行紀は終わりとさせていただきます。
応援、激励のコメント、手紙、見舞い、などなどを下さった方々
この場を借りて、御礼、申し上げます。ありがとうございました!

