070 香蘇散(こうそさん)

(体力・体質)
 虚証〜中間証(比較的体力のない人)

(目標)
 本方は、上部
(頭部)や心下(みずおちの付近))に鬱した気をのびやかにする薬方で、のぼせ・頭痛・肩こり・眩暈・耳鳴り・嘔気などがあって、胃腸弱く心下痞塞(つかえふさがる)し、気鬱(ふさ)ぐものに用いられます。食欲不振や心窩部(みずおちの付近)の疼痛を訴えるものもあります。
 また、気を巡らし、発散する効により、胃腸虚弱な人のカゼの初期で、悪寒や発熱などは目立たず、軽く発汗すればすむようなものや、神経症、胃腸虚弱な人に発した蕁麻疹、鼻炎、鼻ずまり、蓄膿症などに用いることもあります。

(応用例)
 胃腸型感冒、感冒後の難聴(合小柴胡湯)、アレルギー性鼻炎、鼻づまり、蓄膿症、食積による喘息、頭痛、神経症、神経衰弱、ヒステリー、自律神経失調症、更年期障害、月経困難症、食中毒、蕁麻疹、薬物服用後の胃のもたれなど。

(薬方)
香附子4、蘇葉1、陳皮2.5、生姜3、甘草1

保険収載製剤別 「効能又は効果」一覧

テイコク香蘇散エキス顆粒
ツムラ香蘇散エキス顆粒

 胃腸虚弱で神経質の人の風邪の初期

添付文書の「効能又は効果」は保険適応になるか、自己負担になるか非常に重要です。 ぜひ、こちらもご覧ください。

おすすめします

漢方薬方の説明を読まれただけでは漢方的な考え方は十分には理解できません。
「症例から見た漢方」
「漢方の特質」「医界の爆弾」「皇漢医学」、なども是非ご覧ください。