018 桂枝加附子湯(けいしかぶしとう)

(体力・体質)
 虚証〜中間証(比較的体力が低下した人)

(目標)
 この方は元来、桂枝湯証を誤って発汗し、汗がもれて止まず、そのために体液の亡失が大きく、患者は悪寒をおぼえ、尿は出しぶって快通せず、四肢がかすかにひきつれるようになったものに用いられる薬方ですが、これに朮を加え、
桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)として、発汗しやすく、手足が冷え、手足の関節や筋肉が痛んだり、しびれたり、腫脹や運動障害のあるものに用いられています。寒冷で症状が悪化し、微熱、盗汗(寝汗)、朝の手足のこわばりなどを伴うこともあります。また、桂枝加朮附湯の証で、さらに、めまいや動悸などあるものには、茯苓を加えた桂枝加苓朮附湯(けいしかりょうじゅつぶとう)が用いられます。この桂枝加苓朮附湯は、薬物構成の上からいって苓桂朮甘湯(桂枝、茯苓、朮、甘草)や、真武湯(茯苓、朮、芍薬、生姜、附子)を含んでいますので、それらも参考にして用いるとよいと思います。

(応用例)
 三叉神経痛、肋間神経痛、変形性膝関節症、関節炎、リウマチ、冷え症の腹痛、半身不随、小児麻痺。

(薬方)
 桂枝・芍薬・生姜・大棗4、甘草2、附子0.5(加蒼朮4)

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