甘草瀉心湯(かんぞうしゃしんとう)

(体力・体質)
 中間証〜虚証(体力のやや低下した人)

(目標)
 半夏瀉心湯の甘草の量を増量したもので、半夏瀉心湯の証に似ていますが、より急迫症状のあるものや神経症状の強いものに用いられます。つまり、胃のつかえ感や腹中雷鳴、食欲不振があり、激しい下痢などをともなうものや、諸種の神経症で、精神不安、いらいら、不眠、錯覚、幻想、幻覚、気鬱、などがあり、心下(みずおちの付近)が痞え、腹鳴、下痢傾向などがあるものにも用いられます。

※腹中雷鳴……腹の中がゴロゴロなること。

(応用例)
 胃腸炎で急迫症状のあるもの。はげしい下痢、不眠、口内炎。神経性下痢、神経衰弱、ノイローゼ、精神分裂症、舞踏病、憑依症など。

(薬方)
 半夏5、黄・乾姜・人参・大棗2.5、甘草3.5、黄連1

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