(体力・体質)
虚証(体力の低下した人)
(目標)
八味丸に牛膝・車前子を加えたもので、八味丸の鎮痛作用と利尿作用をより強めたものです。八味丸の証は、中年以降とくに老人で腎(副腎・泌尿生殖器も含む)の機能が低下し、下半身の疲労脱力感、多尿、頻尿、夜間尿、尿利減少、尿の淋瀝、腰痛、手足のほてりや冷え、口渇(のどの渇き)、口乾、或は浮腫などのある人に用いられます。腹部は下腹で陥没して脱力し知覚鈍麻をともなうものと、恥骨の付近で腹直筋が異常緊張しているものとがあります。ただし、胃腸が弱く、胃食欲不振、下痢、悪心、嘔吐などのある人は胃に障ることがありますので注意して下さい。
(応用例)
膀胱炎、前立腺肥大、腎炎、ネフローゼ、腎盂炎、腎硬化症、高血圧症、間歇性跛行症、糖尿病、脳出血、陰痿、尿崩症、腰痛、坐骨神経痛、下肢痛、脚弱、脚浮腫、、尿閉、尿失禁、夜尿症、帯下、白内障、緑内障、耳鳴、老人性皮膚掻痒症、陰部掻痒症、湿疹など。
(薬方)
地黄5、山茱萸・山薬・澤瀉・茯苓・車前子・牡丹皮・牛膝3、桂枝・附子1 |