(体力・体質)
中間証〜虚証(やや体力の低下した人)
(目標)
普段から胃の調子が悪く、左胸脇部に疼痛を訴え、左側の肩や背にかけ凝り痛むというものに用いられます。足が冷えると訴えるものが多く、左の腹直筋が緊張していて、動悸や息切れ、浮腫をともなうこともあります。
この薬方に病態が非常に類似した平肝飲(へいかんいん)という薬方がありますが、浅田宗伯は延年半夏湯は肩に迫るをもって主目的となし、平肝飲は背筋怒張をもって主目的となすと云っています。
大塚先生の治験例にも延年半夏湯で効なく平肝飲に転方して効を得たものがみられます。
(応用例)
慢性胃炎、胃下垂症、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、肋間神経痛、胃酸過多症、肩こり、神経症、慢性膵臓炎、狭心症様症状など。
(薬方)
半夏5、柴胡・鼈甲・桔梗・檳榔3 生姜3、人参2、枳実・呉茱萸1 |