桂枝加苓朮附湯(けいしかりょうじゅつぶとう)

傷寒論・金匱要略条文


諸家知見

湯本 
桂枝加苓朮附湯は東洞翁の創方なれども師の桂枝加附子湯、桂枝去芍薬加苓朮湯を合方せしに外ならざれば本方には勿論此二方の精神を宿し又原方たる桂枝湯の方意も籠れるのみならず苓桂朮甘湯、真武湯の方意をも含蓄す、是本方方意の複雑にして臨床上応用範囲の廣大なる所以なり。 

方機 
桂枝加朮附湯、
 湿家骨節疼痛する者(應鐘、七實)、
 半身不随口眼禍斜する者(南呂、紫圓)、
 頭疼重の者(應鐘)、
 身體麻痺する者、
 頭痛劇き者、桂枝加朮附湯之を主る。 
桂枝加苓朮附湯
 湿家眼目明ならざる者(應鐘、紫圓、七實)、
 耳聾或は肉潤筋する者、

類聚方広義 
桂枝加朮附湯、中風偏枯、痿躄、痛風、小便不利或は頻数するものを治す。
又黴毒、結毒、筋骨疼痛し、諸瘍疽、膿盡きず新肉生ぜず遷延愈えざる者を治す。
應鐘、伯州、七實、十幹、梅肉の類宜しきに随いて兼用す。 
若し心悸目眩、身潤動する者には茯苓を加え桂枝加苓朮附湯と名付く。 
應鐘(大黄剤)、七實(水銀剤)、南呂(甘遂)、紫圓(巴豆)、梅肉(軽粉・巴豆剤)、平水丸(甘遂剤)、十幹(砒素・大黄・芒硝剤)

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