傷寒論・金匱要略条文 【太陽病中篇】 火逆之を下し、焼鍼に因て煩躁する者、桂枝甘草竜骨牡蛎湯之を主る。
諸家知見 聖剤発蘊 此主治もと上衝の二字なし。桂枝の分量少なきを以ての故なり。然れども此証発するに至ては桂枝甘草の毒が主になって竜骨牡蛎の動を挟みたる者なれば桂枝四両の例でなければ用られぬ方と知るべし。されども胸中の動は桂枝去芍薬加蜀漆竜骨牡蛎湯よりもおとなしく見ゆべし。何となれば此方は胸脇の濁飲軽ければなり。 方極 胸腹に動有りて、急迫する者を治す。 方極直解 「桂枝甘草湯証而」の七文字及び「臍下」の二字を脱せり。 小倉重成 煩躁、逆上感、呼吸促迫、心悸亢進、臍上悸あり、急迫症状が強い。
漢方薬方の説明を読まれただけでは漢方的な考え方は十分には理解できません。 「症例から見た漢方」、「漢方の特質」、「医界の爆弾」、「皇漢医学」、なども是非一緒にお読みください。