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「傷寒解するの後、虚羸少気、気逆吐せんと欲する者は、竹葉石膏湯之を主る。」
傷寒解して後虚羸する者は傷寒中に熱に傷られ或は汗し或は熱にて食進まず或は耳鳴り気上逆して津液を亡して必ず虚羸する也。此の時脾胃未だ全からず飲食化し難く其の餘邪飲を挟みて胃を犯す故に吐さんと欲する也。此湯を以て主とすべし。
按ずるに此方即ち白虎湯の知母を去りて人参麦門冬半夏竹葉を加ふるものにして大寒の剤にして清補の剤たり、且つ石膏は胃熱を涼し人参甘草気を益し竹葉麦門冬は津を生じ虚煩を除き半夏逆気を下し痰飲を逐ひ粳米胃気を助く故に此方津液を生じ逆気を下し嘔を止む。又一切の気逆に因りて頭痛耳鳴り目痛み歯痛む者、皆此方を用ひて逆気を降す時諸症自ら去るもの也。又傷寒時疫熱解して後、耳鳴り或は聞こえず頭重く動揺する者、此方を用ひて餘熱を涼し逆気を下す時は津液潤ひ上逆治して元気本に復して能く食進みて日に快くなるもの也。
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