「小結胸の病、正に心下に在り、之を按ば則ち痛み、脈浮滑の者、此方之を主る。」
按するに大結胸は邪重くして熱深く心下より小腹に至て鞭く満痛て手も近づくべからず、脉も亦沈實なるべし、大陥胸湯を以て其の結を攻めて其の熱を瀉すべし。小結胸は邪浅くして熱軽く其の邪心下にありて鞭く此れを按せば痛み按さざれば痛まざるなり、脉亦浮滑なるべし。 小陥胸湯其の結を開て其の熱を泄す、此の症痰飲素より盛にして熱邪を挟みて内に結て心下に集り塞るもの也。大陥胸湯とは其の意大に異なり、半夏括呂実痰を推し開き黄連熱を泄し結を散ず、故に心下痞して此れを按して痛むものに用いるとしるべし、誤り混ずべからず。
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