演目のご紹介


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「秩父屋台囃子」

(埼玉県秩父地方)

 師走の三日はその年最後の絹大市の日。家族総出で蚕をかい絹を織って生きてきた秩父の人々・・。  この秩父の夜祭りは、日本三大夜祭りの一つ。 凍りつくほど寒い毎年12月3〜4日にかけて行われ、秩父盆地にこの太鼓が響きわたります。 重さ約10トンと言われる屋台、豪華ではあるが非常に狭い山車の中で大人が代わる代わるたたき、 大波、小波、の打ち寄せる音になぞらえ、平らな道を進むときは凪を感じさせる小波、 急な坂道にさしかかると大波、町角を曲がるときは玉入れへと、音頭取りと100名を越える曳子が 声をあわせて引き回します。その曳き手を励ますように打ち込む太鼓の音は、秩父の山々にこだま して荘厳な様をかもし出します。 (この「秩父屋台囃子」は国の無形文化財に指定されています。)

「豊年太鼓」

(石川県)

昔、この地方を襲った大干ばつに困り果てた農民たちが、田んぼの真ん中で雨ごい太鼓を打ちならしました。 村中の願いが天に届いたのか落雷とともに大雨が降り出しその年は大豊作になったと言うことです。 それ以来、雨ごいの時だけでなく、豊作の時には喜びの太鼓として打ちならされ、今では豊年太鼓と呼ばれています。 苦しみを乗り越え、喜びを込めて打ちならす太鼓です。


「八丈島太鼓」

(東京都八丈島)

東京から飛行機で約40分、木造船で太平洋の大海を渡るというそれはそれは遠いところでした。  当時八丈島は流人たちの島とも言われ、幕府の無法な裁きによってとりかえしのつかない青春を 絶海の孤島に埋められました。 いつ帰れるとも知れぬなかで、その悲しみ憤りを海岸によせくる 波の音に乗せ、時はゆっくり、時には激しくその思いを込めて打ち鳴らしたと言われている。  八丈島太鼓はいつ始まったのか・・・。関ヶ原の合戦で破れた落ち武者が島に渡りその思いで打 たれ始めたという説、江戸時代の流人達が望郷の思いで打ち鳴らしたという説 (一般にはこの説で広まっています。)いや、もっと、もっとその昔、島にいた島人たちが、 遊びでたたき始めたという説いずれにしろ、数百年前から打たれていることは確かです。 しかし、今の島の人々は自由気ままに打つのが八丈島太鼓だといいます。八丈島太鼓の決め手は 二人の呼吸。「昔、恋人を呼ぶ合図に太鼓を鳴らした。だから、百人いたら百人のリズムがある。」 それが八丈島太鼓だそうです。 心のままに打つリズム。今では、小学生から還暦をとうに越えた方々 もこの八丈島太鼓をたたいているそうです。


「鳥さし舞」

(長野県)

長野県は木曽の谷に伝わるとりさし舞。『とりさし=鳥刺し』とは、 山で鳥をつかまえて暮らしていた猟師さんのこと。長い竹の棒の先にと りもちをつけて、木の枝や隠れている鳥をねらい捕らまえたそうです。  このとりさし舞の踊りの中には、その当時の鳥を捕る仕草や、とれたとき の喜び、逃がしたときの無念さ、そして楽天的に自然のなかでのびのび生き ている様子が盛り込まれています。


「津軽の子守唄」

(青森県)

陸奥国の西部岩木川の流域、日本海方面の古称。もと越の国または出羽に属した。 青森県北・中・南部に津軽群にわたる。平野岩木川の支流の流域。東は十和田湖 を界とし、南は秋田県の境に津軽平野が位置する。   津軽といえば、津軽三味線が有名だが、冬の到来はそこに暮らす人々にとっ て、まさに、生きる闘いであった。自然の猛威と真っこうから向かい合いながら 生きてきた人々は、厳しい中にあっても、そこに暖まる人間のふれあいをつくり、 ともに生き抜いてきたのである。 そんな冬の夜、母の大きな胸に、小さな命を抱きながら人々は、次の春を待つ。 そして、また春には命が芽吹きながら大自然の中で幾年も生きてきた。


「もみ太鼓」

(長野県銚子市)

漁師の町、千葉県銚子市の漁師によって、出漁や大漁を祝いの祭り囃されるのが 「練り太鼓」。 海が仕事の漁師たちは国境はありません。 銚子の漁師たちも、もともとは紀州から魚を追って北上し、住み着きました。 しかし、海の仕事は命を懸けての厳しい仕事でもあります。 「もみ太鼓」はこの「練り太鼓」をもとに、太平洋の荒波に今日も船をこぎ 出していく漁師の心意気を、向かい合ってもみあいながら叩き込んでいく中に 表現しています。


「三宅島木遣り打ち込太鼓」

(東京都三宅島)

木材や重いものを引くときに歌われた歌を”木遣りうた”と言いますが、 三宅島では船の荷の上げ下げに歌われました。 この木遣り歌が太鼓と結びついたのが三宅島木遣り打ち込み太鼓です。 緑豊かな野鳥の宝庫、三宅島で、文政3年(1820年)頃から、 夏祭りのとき打たれるようになり、現在にいたっている三宅島の郷土芸能です。 東京の無形文化財に指定されています。


「太鼓囃子」

(岐阜県)

岐阜県は恵那地方、串原村に伝わる太鼓。源流は中山太鼓だといわれています。 長野県の田楽座が、独自に取材し、初心者のために編曲、再構成したもので、 のち、京都の太鼓センターが全国に広めていきました。



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